最近は若い夫婦と親世代が一緒に暮らす、二世帯住宅が主流となりました。夫婦共働きが定着をしているのが要因となっており、まだ幼いお子さんがいる家庭なら、祖父母にお子さんを預けられるという点が魅力となっているわけです。これから注文住宅を建設して二世帯住宅で暮らそうという方も多いでしょうが、間取り作りのコツについてこちらで解説をしていきます。いくらひとつ屋根の下で暮らす家族といっても、最小限のプライバシーは保っていたいものです。
間取りでもっとも境界線を生み出せるスポットがキッチンであり、この場所を中心にしてそれぞれの家族の動線を設計するのがポイントになります。まず二世帯住宅で個室になるのは寝室と子供部屋で、台所から近い場所に親世代の寝室を間取りで設けることです。二階建てなら一階部分に用意をすれば、将来的に介護が必要になってもお世話がしやすい良さもあります。二世帯住宅の平均的な延べ床面積は100平方メートルですが、それ以下の狭小スペースなら3LDKで同居をしないといけない場合も発生するわけです。
この間取りで少しでも広い空間が欲しいと良い場合は、可動式のパーティションを用意することをおすすめします。リビングなら12畳ほどのスペースを用意できるため、まだ子供が同居をしている家庭なら一時的に可動式の壁でリビングを区切れば、こども部屋を用意することも可能です。不要になったらまたワンルームに戻すことも容易にできます。