二世帯住宅は、二世帯以上が生計を共にする事で経済的に楽になることから政府や自治体が少子高齢化の緩和策として考えており、嫁姑問題の観点から近居に対して自治体によっては助成金を支給しています。政府や自治体も、二世帯同居の難しさを理解しており、二世帯住宅を建築する際には適切な距離感を確保できる間取りを検討するべきです。二世帯住宅には、完全同居型に加えて完全分離型と1部共有型があり、完全同居型が一番少ないのが現状です。現在、仲の良い嫁姑でも所詮は他人という事でいつ関係が悪化するかわからないとして、一部共有型を選択する人が多くなっています。

完全独立型は、煩わしい世帯間の干渉を完全に排除した形であることから同居解消リスクが少なく、政府や自治体が推奨する近居の一つとなっています。二世帯住宅の間取りは、どの程度世帯間の付き合いを許容するかに尽きるとも言え、一切干渉されてくないなら完全分離型がおすすめです。完全分離型は、建築費が高額となる為に妥協してお風呂やキッチンなどの水回りを共有する一部共有型が多くなっています。一部共有型は、一番生活音が大きくなる水回りを共有するので生活音を気にしなくて済む間取りを考える必要があり、親世帯の介護のためと考えて水回りを親世帯の寝室近くに配置するのは危険です。

もし、二世帯住宅を建築する予定があるなら、自分たちに良く似た家族構成の人の間取りを参考にするとトラブルのない間取りができます。

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